火災予防ソリューション
サーマルカメラの監視で異常温度を検知し火災予防
近年、リチウムイオンバッテリーに起因する火災や、人手不足による火災の発見・初動の遅れなど、火災のリスクも変化してきています。
将来の火災を見据えて対策することは、「事業継続計画(BCP)」の推進に向けて有効な施策であり、お客様のSDGs経営の実現に関わって参ります。
一般的な火災対策として、現場では既に様々な消防用設備を設置していると思います。ただし、環境によっては検知タイミングの遅れや、対応範囲が限定的などの課題はございませんか。
サーマルカメラは物体の表面温度を「点」ではなく「面」で捉えるため、煙や炎が発生する前に、異常をいち早く検知することが可能です。可視カメラを通じて現場の映像を目視確認することもでき、また、接点信号で放水設備と連携することも可能です。これにより火災の未然防止や、発生した場合も被害を最小限に食い止め、早期復旧に寄与します。
火災予防ソリューションを動画で見る(4分19秒)
従来の消防用設備だけで十分ですか?火災予防の最新情報を無料ダウンロード

日本国内における火災の発生状況やリスク、一般的な火災対策とサーマルカメラとの違い、コニカミノルタがご提供する火災予防ソリューションのご紹介をまとめた資料をご用意しています。
詳細は以下よりダウンロードしてご確認ください。
予期せぬ火災による影響
国内の火災の総数は増加傾向にあり、工場・作業場での火災においても、増加傾向にあります。
ひとたび火災が発生すると、工場の稼働停止などによる会社業績の悪化だけでなく、従業員への精神的な影響や退職、取引先からの信頼の失墜、近隣住民との関係悪化など、影響は多岐にわたります。

【動画でご説明】製造業の火災の現状
製造業の火災の現状を、数値としてご認識されていますでしょうか?
製造業における火災の現状のご紹介、企業が被るリスク、対策方法について、当社社員が説明いたします。
本ページからもご視聴いただけますが、YouTubeページからは、速度変更や、見たいところにジャンプできる機能がご利用いただけます。
動画右下の「YouTube」ボタンをクリックいただくと、YouTubeページからご視聴いただけます。
■動画内容
- 製造業における火災の現状
- 火災が発生する原因
- 火災による企業のリスク
- 火災事故の経験
- 火災が減少しない理由① 工場全体の火災対策が難しい
- 火災が減少しない理由② 火災リスクの多様化
- 火災が減少しない理由③ 生産年齢人口の減少 火災は防止できる
- テクノロジーを使った対策方法
- コニカミノルタの火災予防ソリューション
製造業の火災の現状について動画を見る(7分28秒)
従来の火災対策とサーマルカメラを用いた火災予防の違い
従来の火災対策として、既に様々な消防用設備を設置されていると思いますが、例えば、建物の天井に設置された煙検知器は、工場などの高い天井の場合、設備に煙や熱が届かない、届くのに時間がかかるなどが起きる可能性があります。
また、そもそも工場内で火気の取扱いがある場合には、誤報が多発してしまうため、感知器の取付に適さないということも上げられます。
サーマルカメラを利用した監視の場合、物体温度による面の監視により、異常をいち早く検知し通知することが可能となります。

MOBOTIX サーマルカメラを使った火災予防のポイント
温度を見える化するサーマルカメラで常時監視して、火災や事故を未然に防ぎます。
- 見ただけではわからない温度を見える化
- 遠隔から面の範囲を非接触で表面温度を測定
- 設備や機器の異常熱や急激な温度変化をいち早く検知
- 検知した火災や事故の予兆を様々な方法で通知
- 最大20か所の異なる警告温度のエリアを設定可能
- 一般的なカラー映像とサーマル映像の2画面表示可能
異常熱検知 デモ動画(2分14秒)
MOBOTIX 火災予防ソリューション 概要
設定したエリアの温度や温度変化を測定します。エリアは任意の場所を最大20か所設定可能です。
複数の条件が発生した場合にのみアラーム発報させることも可能です。例えば、以下のような運用が可能です。
- A度以上→注意喚起の発報(回転灯を点灯)、B度以上→危険を知らせる発報(音による発報)と設備の停止
- 検知対象エリアの温度が、比較対象エリアの温度とC度以上温度差が発生した場合に通知(PC画面で通知)
- 指定秒数内でD度以上の温度変化があったら発報(回転灯を点灯、メールで通知)
サーマル映像と同時に、カラーの可視カメラ映像も確認可能なため、温度変化があった現場を目視で確認いただけます。

異常熱や急激な温度変化を検知したら多彩な方法で通知します。
常時監視していち早く対応する事で火災予防に繋げ、被害を抑える事にも貢献します。

シンプルな構成で導入が容易

サーマルカメラは、消防法に定められた消防用設備ではありません
MOBOTIX カメラの特徴
堅牢性
駆動部が無く過酷な環境に強く、屋外モデルは防塵防水
エベレスト(5675m付近)や南極、粉塵の多い工場で実績有り
エッジ
カメラにコンピューターを内蔵、サーバー代替
カメラだけのシンプルなシステム構成を実現
画像解析
カメラ内で画像解析・AI処理(7シリーズ)して帯域負荷軽減、動きの方向性まで判断する動体検知
拡張性
多彩なカメラ機能に留まらず他機器連携可能
IP信号や接点信号の送受信が可能
インプット情報をトリガーにアクションまで可能

温度を”見える化”しデータ活用「温度モニタリングアプリ」
サーマルカメラの温度測定を更に実務で活用するためにコニカミノルタが開発したアプリケーション

Temperature Monitoring App(TMA)
導入事例
バイオマス発電所における燃料庫の温度をリモートで常時把握し火災を予防
出火事故を未然に防ぐため、コニカミノルタのサーマルカメラを用いた火災予防ソリューションを導入。燃料庫の温度を24 時間可視化できるようになり、消防署からもその対策が評価されているといいます。

火災事故を経験したスイスのKUHNRIKON社での導入事例
サーマルカメラが遠隔から面の範囲を非接触で表面温度を測定して見える化。異常熱を検知したら、速やかに通知。他機器と連携して火災予防に寄与します。
導入事例動画(3分32秒)
サービス紹介資料ダウンロード

火災予防ソリューション
ご興味ある方はぜひダウンロードいただき、ご覧ください。
対応カメラ

堅牢なM16をベースに、優れたサーマル機能を搭載したカメラ

フレキシブルなS16をベースに、サーマル機能を搭載したカメラ
火災予防ソリューション
■取扱い注意事項(詳細)
・サーマルカメラでは気体や炎そのものの計測はできません。あくまで物体の温度計測になります。・計測できるのは物体の表面上の温度です。内部の温度は計測できません。・本製品の取付位置を移動させないでください。検知設定が正しく動作しません。
・死角になっている箇所の温度は計測できません。・本製品の前に物を置いたり、取り付けたりしないでください。・本製品はガラス板やアクリル板などで遮られた測定対象の放射熱を測定できません。・本製品を鏡面などの反射物がある現場に設置しますと、被測定対象からの熱放射が散乱することに より、測定誤差が生じます。・本製品を水蒸気、ミスト、ガスなどが常時発生する現場に設置しますと、被測定対象からの熱放射 が吸収または散乱することにより、測定誤差が生じます。・防爆カメラではございません。防爆エリア外でご使用下さい。
■安全上の注意
■危険:本製品が熱源を検知したら、以下の内容を必ず守ってください。・火元を確認し、119番へ通報するなどの適切な処置をしてください。・消火が不可能な時は、避難してください。
■警告:・分解や改造はしないでください。故障の原因となります。・本製品を落下させるなど、衝撃を与えないでください。故障の原因となります。・定期的に(1カ月に1回程度)、本製品がが正常に動作するか点検をしてください。・本製品のレンズに汚れが付着していないか、定期的に確認をしてください。・ライターの炎やタバコの煙などを使って点検を行わないでください。火災や故障の原因となります。
■免責事項:・本製品は煙、一酸化炭素、ガス漏れ等の検知機能はありません。・本製品は消防法で定める住宅用防災警報器として設置できません。・本製品は消防法に規定された「自動火災報知設備」には代用できません。・本製品は熱放射測定により熱源を検知する機能を持っていますが、火災等の発生を未然に防止する装置ではありません。・火災等の発生などによる損害については、責任を負いかねますのでご了承ください。・本製品を設置いただいた部屋、廊下などの空間に対しての部分的な熱源の検知になります。万一の火災の発生に対して、より効果を発揮させるためには、必要に応じて複数の位置への設置いただくことを推奨いたします。
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