北大阪地区の主要水道施設である千里浄水池。現在、新2 号池の更新工事が行われています。「浄水池の工事は、水の安全が第一。もし何かあればこの地域に住む100 万人の暮らしに影響が出ます。そのためテロ対策をはじめ、外部からの現場への侵入には特に気をつけています」とお答えいただいたのは、工事を請け負う鹿島・南海辰村特定共同企業体 千里浄水池新2 号池JV 工事事務所 所長の藤井信宏様。
「発注者の大阪広域水道企業団様もセキュリティーサービスを導入していますが、我々も何かできないかと常々思っていました」。さらに、この現場は交通量の多い道路に面しており、工事車両が頻繁に出入りします。「現場周辺の皆さんや通行車両に迷惑をかけることなく、工事車両の入退場を行うことも重要。これをもっとスムーズに、安全に行いたいと頭を悩ませていました」とのこと。「過去には監視カメラを導入したこともありましたが、カメラ映像を常に人が監視しなければなりません。省力化、工事の効率化を実現しつつ、防犯や安全確保ができる良い方法はないかと考えていました」。
これらの課題について本社土木管理本部に相談し、提案されたのがコニカミノルタのIP ネットワークカメラシステム「MOBOTIX」でした。