~以下、大内のセッション内容~
「データ統合の成否は、データを扱う人間側によるところが大きい」
実際にこれまで見てきたデータ統合事例では、ツールを成功要因として挙げる声は少なかった。
従来のデータ活用事例では、事業担当者がデータ分析のチームリーダーになるというケースが複数あった。また、データの扱いに慣れている技術者が社員にいるパターンも成功要因かと考えていた。しかし、近年では社内外の人材を活用した横断組織を形成する企業が徐々に増えてきて、事業に携わっていない方がリーダーになっても成功を収める事例が出てきている。最近では、多くのデータサイエンティストや技術者がフリーランスで働き始めているため、そういった方々を自社の一員としてチームの中に加えやすくなっている。チーム編成の仕方が、ここ数年で変わってきている。
データ統合における共通の成功要因は以下2つと考える。
- 外部および内部を含めたチームづくりに成功していること