浄水池工事現場の防犯対策と工事車両の入退場管理を実現したい

「カメラ自身」が現場を監視する高度な監視システム構築で解決

鹿島建設 株式会社 様

千里浄水池更新工事(新2号池)の作業現場 (写真上)。 この現場全体を「MOBOTIX」のカメラが日夜監視しています (写真下)。

これまで現場の夜間・休日の防犯対策や、工事車両の入退場管理の省力化を考えていた鹿島建設株式会社様の千里浄水池更新工事現場。本社土木管理本部と相談の上、コニカミノルタのI P ネットワークカメラシステム「MOBOTIX」を導入いただきました。これにより、人の眼の感度/能力を遥かに超える高画質な映像と「カメラ自身」が監視することによる高度な現場監視システムが実現。カメラ本体に内蔵した高精度な動体・行動検知機能と、シンプルなシステム構成、高い感度による鮮明画像など多彩な機能で、現場のセキュリティー向上、作業の効率化、省力化に大きく貢献しています。

課題と解決

課題

  •  浄水池工事現場のセキュリティー対策を独自に講じたい
  •  車両通行ゲートの警備員の負担を軽減し、安全に管理したい
  •  災害時などの監視や巡回警備の負担を軽減したい

解決

  • 「MOBOTIX」の動体検知機能により、防犯を強化
  • 車両入退場検知機能で、安全性向上と人的負担を軽減
  • 暗い環境での鮮明映像により、夜間警備の省力化に貢献

お客様インタビュー

導入の背景

高い安全性が求められる千里浄水池更新工事

鹿島・南海辰村特定共同企業体 千里浄水池新2 号池JV 工事事務所

所長 藤井 信宏 様

北大阪地区の主要水道施設である千里浄水池。現在、新2 号池の更新工事が行われています。「浄水池の工事は、水の安全が第一。もし何かあればこの地域に住む100 万人の暮らしに影響が出ます。そのためテロ対策をはじめ、外部からの現場への侵入には特に気をつけています」。お答えいただいたのは、工事を請け負う鹿島・南海辰村特定共同企業体 千里浄水池新2 号池JV 工事事務所 所長の藤井信宏様。「発注者の大阪広域水道企業団様もセキュリティーサービスを導入していますが、我々も何かできないかと常々思っていました」。さらに、この現場は交通量の多い道路に面しており、工事車両が頻繁に出入りします。「現場周辺の皆さんや通行車両に迷惑をかけることなく、工事車両の入退場を行うことも重要。これをもっとスムーズに、安全に行いたいと頭を悩ませていました」とのこと。「過去には監視カメラを導入したこともありましたが、カメラ映像を常に人が監視しなければなりません。省力化、工事の効率化を実現しつつ、防犯や安全確保ができる良い方法はないかと考えていました」。これらの課題について本社土木管理本部に相談し、提案されたのがコニカミノルタのIP ネットワークカメラシステム「MOBOTI X」でした。

現場の課題に的確に応えた IPネットワークカメラシステム

土木管理本部 生産性推進部生産情報グループ 課長代理

柄沢 篤志 様

「普通の監視カメラは撮った映像をサーバーに送って処理をするのに対して、『MOBOTIX』はカメラ自身に解析や分析ができる機能がついています。また、カメラ側で処理した軽いデータをサーバーに送れるので、ネットワーク負荷が少なく比較的容易にシステムが構築できます。これらが千里浄水池工事の現場に適していると考えました」とは、鹿島建設様本社 土木管理本部 生産性推進部 生産情報グループ 課長代理の柄沢篤志様。

土木管理本部 生産性推進部長

横尾 敦 様

「そのほかにも、『MOBOTI X』はカメラのラインナップが多種多様に揃っていること。さらに、機種選びからセッティング、運用に至るまですべてコニカミノルタさん一社にお願いできるため、効率的で安心ということも選定の大きな理由でした」。これは、土木管理本部 生産性推進部長の横尾敦様。

「MOBOTIX」を使えば、人の眼の感度/能力を遥かに超える精度でカメラ自身が監視を行い、現場の安全性向上と管理の効率化、遠隔からの的確な作業状況確認が実現できると考えた鹿島建設本社様。さまざまな課題に前向きに取り組む千里浄水池更新工事現場に提案し、藤井様の同意を得て導入が決定。現在3 台のカメラが設置され、現場への不審者等の侵入検知や車両の入退場管理に活用されています。

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導入の効果

現場の防犯に、 工事車両の入退場管理にフル活用

現場通路に設置されたカメラは、パトライトと連動。ガードマンが入場車両対応中でも、後方から来る退場車両がわかり、安全性が大きく向上しました。

現場通路に設置したカメラ

パトライト

工事現場全体を監視するカメラは建物の上に設置されていて、モニターで監視できるとともに夜間や休日に不審者等の侵入を検知すれば、直ちにメールで担当者に通報されます。「一度休日の現場に人が立入ったことがありましたが、すぐにメールで通知が来たので、大阪広域水道企業団様に問い合わせることができました」と藤井様。結局、侵入は施設の関係者だと判明しましたが、この一件により、「MOBOTIX」の性能の高さが認知されることになりました。車両の入退場を監視するカメラは、車両を感知するとパトライトが点灯するように設定されています。「これまではガードマンが入り口に立って、ずっと見ていたのですが、夏場などは一日中立っているのは大変です。このシステムがあれば、ときにはガードマンボックスに入ったり、日陰にいながら監視することもできます」。3つ目のカメラは、熱を感知するサーマルカメラです。「現在は、現場の温度を見える化し、一日の温度変化の表を掲示板に張り出して熱中症への注意喚起に活用しています」。「現場に導入してから約6カ月、お陰さまで『MOBOTIX』を、フルに活用しています」とのこと。セキュリティーの向上と作業の効率化、人的負担の軽減に大いに貢献しています。

宿直や巡回警備の負担を減らす鮮明な夜間映像

「『MOBOTIX』を使用してとても驚いたのは、夜間でも視認性の高い映像が映し出せることですね」と藤井様。日が落ちても鮮明に見ることができるとのこと。「これによって、地震や台風、大雨などの災害時でも、現場の状況を遠隔地からも把握できるようになりました」。これまでは、台風などの災害時に社員が現場に泊まり込んで数時間おきに確認する必要がありましたが、「MOBOTIX」の映像なら、夜でも概要を掴むことができるため、泊まり込みに必要な社員の数を削減したり、深夜のガードマンの巡回警備を減らすことも可能になります。「この先、工事が約3 年続くことを考えると、かなりの省力化、コスト削減にもつながると思います」(藤井様)。

コニカミノルタの優れたサポート体制

コニカミノルタの対応や、サポート体制についてお尋ねしました。「何かあったときはすぐに対応していただいています。その対処は素早く的確ですね」と現場側から藤井様。鹿島様本社側からも、「少数精鋭で対応がスピーディーですね。他のメーカーだと、他の部署へ回して日数がかかってしまう場合があるのですが、コニカミノルタさんは担当の方を中心に迅速に対応していただけます。こちら側のさまざまな要望にもきめ細やかに応えていただけます」(横尾様)。「システムのサポートはもちろんですが、使いながらいろいろな付加価値を提案していただいて、とても助かっています。カメラのことだけでなく、その周辺の認識機能についても、いろいろ相談できるのがありがたいですね」(柄沢様)。常に迅速で的確なサポートはもちろん、新しいソリューションである「MOBOTIX」の利用法について、ベンダーの枠を超え、一緒に考えて、一緒に活用方法を見つけていく。その姿勢にお褒めの言葉をいただきました。

「MOBOTIX」システム構成概要図

今後の展開

活用の幅を広げるとともに 他現場への展開を視野に

「これから工事も、佳境に入っていきます。車両の出入りも激しくなります。車両の入退場の監視だけでなく、カメラの機能である車番確認の精度を上げて車両の記録管理まで活用の幅を広げていきたいですね」(藤井様)。「まずは千里浄水池工事で蓄積したノウハウや実績を他の現場にも展開して、多くの現場で安全性向上と効率化を図っていきたいと考えています」(柄沢様)。現場と管理部門、それぞれの立場から今後の展開について語っていただきました。サーマルカメラについても、建設資材の温度や現場の高温箇所に反応するシステムへの応用など可能性を探っていきたいとのこと。

建設現場の課題を見える化して次のステップへ

「MOBOTIX」は、ワクワクする可能性に満ちたシステムだとおっしゃる横尾様。「建設現場の課題は、製造業の工場のラインと比べて、現場そのものが広大なため今、どこで、何が起こっているかが把握しにくいこと。問題が発生しても、報告を受けてからの対応になりがちです。でも『MOBOTIX』なら、これらの課題を見える化して問題や課題へのタイムリーな対応が可能になります。それを今後、カメラが自動で判断して次のアクションへと繋げるインテリジェントなソリューションへと進化させていきたいですね」。工事現場監視での利用はもちろん、現場と本社、そしてコニカミノルタと連携をとりつつ、「MOBOTIX」の発展性、可能性を探り続ける鹿島建設様を取材しました。

満足ポイント

・カメラ自身が解析・分析機能を持つ状態監視ソリューション

・シンプルでわかりやすく、現場に導入しやすいシステム構成

・多様な用途への応用、発展が考えられる可能性に満ちたシステム

・スピーディーできめ細やかな、コニカミノルタのサポート体制

お客様プロフィール

鹿島建設株式会社

住  所: 東京都港区元赤坂1-3-1

設  立: 1930 年(昭和5 年)

従業員数: 7,686 名(2018 年3 月末現在)

事業内容: 建設事業、開発事業、設計・エンジニアリング事業ほか

U R L : https://www.kajima.co.jp

天保11(1840)年の創業以来、3 世紀にわたって鉄道をはじめとする社会基盤整備やオフィス、商業施設、住宅など人々の生活や活動の場を創造し、建設事業を通じて安全・安心で快適な社会の構築に貢献してきた総合建設会社。「全社一体となって、科学的合理主義と人道主義に基づく創造的な進歩と発展を図り、社業の発展を通じて社会に貢献する」という経営理念を貫く。「現場第一主義」を徹底し、それぞれの現場でひとつひとつ心を込めたものづくりに励み、社会やお客様にとって価値ある建設・サービスを提供する。

記載されている情報は取材時のものであり、閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。当事例内の所属部署名、役職は取材当時にて記載したものです。(取材時:2018 年8 月)

導入した製品について

Mx6 M26

M26 堅牢なオールラウンドカメラ

堅牢な構造とIP66の優れた耐候性により、過酷な条件下でも耐えうる設計です。自由にレンズ選択ができるので、設置場所を選びません。グラスファイバーで強化された外側ハウジングは長寿命設計です。

D16

D16 視角エリアが調節可能なドーム型2眼カメラ

調整可能な2個のレンズモジュールを搭載し、異なる領域を同時に撮影できます。2つのレンズを組み合わせ、180°のパノラマ画像撮影や、広角・望遠の同時撮影、デイ・ナイト撮影などが可能です。

S16

S16 フレキシブルな2眼レンズカメラ

本体とレンズ/センサー部分が分離した構成で柔軟な設置が可能。3mある2本のビデオケーブルにより独立した2部屋、屋内と屋外など、離れた2つの領域を1台で監視できます。また一般的なカメラでは取付困難な用途にも最適です。

導入事例ダウンロード

Case 導入事例 vol71 鹿島建設様

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コニカミノルタ ジャパン株式会社

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